コミュニケーション
新年度が始まり、お子さまの進級や進学で親にとっては心配が多いことかと思います。
新しい環境になると『ちゃんとコミュニケーションが取れているだろうか』と心配になることがありますよね?
今回はコミュニケーションについて少しお話します。
コミュニケーションは『話す』『聞く』が大事だと言われていますが、それ以上に大事なことがあります。
それは『見る』『観察する』です。
相手のことを『見る』『観察する』ことで、まずは相手の状態を確認できます。
相手が見た感じで疲れてそうであれば、労いの言葉をかけたりしますよね。また、ちょっとイライラしてそうに見えれば、話しかけるのをやめたりすると思います。
この相手を見る際に取り入れて欲しいポイントは、顔や体を対象者(子どもなど)に向け、目のあたりを『見る』ということです。とくに意識してほしいのは「相手に分かるように」という部分です。「見る」「見られる」がお互いに意識できるようにする、というのが、ポイントになります。
毎日続けていると、変化に気がついてきます。今日は元気ないな、とか、ちょっと目がきらっとしてるぞ、いいことあったのかな、とか、髪が伸びてきてる、とか、「観察」できてきます。自分の「見る力」が上がってきていることにも、気づいていくと思います。
このようにコミュニケーションの基本は話すことではなく、『見る』『観察する』ことです。
毎日の中で、少しでも『見る』『観察する』時間を増やしていくことが会話のきっかけになり、質の高いコミュニケーションにつながると思います。
是非、意識してみてください。